JASを超える品質基準と、未来の木造建築を拓く独自技術。お客様の理想を形にする、ウイングの技術力

ウイングは、単なる部材供給メーカーではありません。すべての製品の礎となる徹底した品質管理体制と、常に未来を見据えて挑戦を続ける技術開発力。これらの力が融合することで、お客様の多様なニーズに応え、理想の建築を現実に変えるソリューションを提供します。
妥協なき品質管理体制 — JAS認定工場の誇り
すべての部材に、揺るぎない安心を。JAS基準を上回る、ウイングの品質基準
木材の含水率や強度、寸法精度など、国が定める厳格な基準を遵守し、高品質な製品を安定して供給しています。
しかし、私たちのこだわりはそれだけにとどまりません。私たちはJAS基準に加え、さらに厳しい独自の「ウイング基準」を設けています。これは、許容誤差の小ささなど、海外に比べて非常に高いレベルを求められる日本の建築品質にお応えし、お客様により高い安心と信頼を提供するための私たちの決意の表れです。

工場に届いた木材は、専門の作業員が一本一本、目視で厳しく選別します。長年の経験で培われた目で、基準を満たさないものは決して使用しない。こうした地道で徹底した品質管理こそが、ウイングの信頼の礎です。
ウイングの核心 — 高精度プレカット・パネル加工
ウイングの事業の根幹を成すサービス、それが「加工」事業です。ハウスメーカー様からお預かりした図面を基に、自社工場で木材を精密に加工し、建設現場へお届けします。

プレカット加工
現場での加工作業を、あらかじめ工場で精密に行う製品です。お客さまのご要望により、部位別からあらゆる部材まで、様々なカット方法に対応いたします。

パネル加工
プレカットした部材を、さらに工場内で壁・床・天井・小屋(屋根)といったユニットとして組み立てた製品です。現場での工数をさらに削減し、圧倒的な工期短縮を実現します。
未来を拓く独自技術 — 国産材活用と工法開発
国産材の可能性を最大限に。独自工法「Union Frame®」が実現する、持続可能で自由な建築
日本の豊かな森林資源を活用し、サステナブルな建築を推進するため、ウイングは林野庁の補助事業として独自工法「Union Frame®」を開発しました。これは、従来は活用が難しかった国産大径材をツーバイフォー工法に組み込むことを可能にした画期的な技術であり、そのデザイン性と社会貢献性は「ウッドデザイン賞2020 奨励賞(審査委員長賞)」を受賞するなど、外部からも高く評価されています。

Union Frame®の主なメリット
- 設計の自由度向上
従来開口部に必要だった「まぐさ」が不要となり、より開放的で自由なデザインを実現します。 - 施工の合理化
材積を約20%削減し、配送コストやCO2排出量を抑制。クレーン車が不要なため、狭小地での施工にも貢献します。 - 優れた強度
構面の強度(剛性)が従来工法に比べ約1.3倍に向上し、建物の安全性を高めます。
この先進的な技術は、業界全体の発展に寄与すべくオープンな仕様としており、すでに多くの大手企業にも採用されています。
高精度加工の基盤 — 協働開発CAD/CAMシステム
設計から製造まで、一気通貫のデジタル連携。CAD「さくっと2x4」が高精度・短納期を実現する
高精度な製品を安定的に生み出す心臓部、それが協働開発のCAD「さくっと2x4」です。このシステムにより、複雑な設計・積算業務を大幅に効率化。さらに、製造機械(CAM)とのシームレスなデータ連携を前提に開発されているため、設計データは即座に、かつ正確に製造ラインへと送られます。

この一気通貫のCAD/CAM連携は、手作業によるヒューマンエラーを限りなくゼロに近づけ、高精度な加工を安定的に実現します。
製品の品質向上と納期の短縮に貢献するこのシステムは、さらなる改良・研究開発が進行中。私たちは、デジタル技術の力で生産の合理化と効率化を常に追求し続けます。
新たな挑戦 — 非住宅・中大規模木造建築への展開
住宅で培ったノウハウを、より大きなスケールへ。専門部署が推進する「木のワンストップ体制」
長年にわたり住宅分野で培ってきた木材プレカット業者としての経験と技術力。それを社会の新たなニーズに応えるべく、私たちは非住宅・中大規模木造建築の分野へと展開しています。
企画設計段階のご相談から、構造計算、資材供給、現場での施工までを一貫して担う「木のワンストップ体制」を確立。お客様のあらゆる課題に、総合力で応えます。

特別養護老人ホームや商業施設、オフィスビルなど、すでに多数の中大規模木造建築で実績を積み重ねており、そこで培われた設計力と現場対応力こそが、他社にはない私たちの強みです。