ツーバイフォー工法について

ツーバイフォー工法について

ウイングが手掛ける「ツーバイフォー工法」は、その起源から現在に至るまで、さまざまな環境下で培われた優れた特性と、厳格に規格化された信頼性の高い構造で、安心と快適な住まいを提供します。

工法の背景と歴史

ツーバイフォー工法は、北米(カナダ・アメリカ)の厳しい自然環境に対応するために誕生しました。北極圏から砂漠・高湿度地帯まで、さまざまな気候に適応できるよう改良が重ねられ、カナダでは「100年住宅」として普及しています。

日本では1974年に導入され、現在では約340万棟(2024年時点)の実績を誇り、主要な木造住宅工法の一つとして定着しています。

ツーバイフォー工法の3つの強み

強み① 地震に強い

面で支えるモノコック構造。揺れを建物全体で吸収・分散します

ツーバイフォー工法は、床・壁・屋根の6面が一体となったモノコック構造により、地震や台風の力を建物全体で吸収・分散します。阪神・淡路大震災でもその耐震性が証明されました。

在来軸組工法(線で構成)

日本古来の、柱と梁で構成される工法

枠組壁工法(面で構成)

当社が手掛けるツーバイフォー工法

強み② 火事に強い

出典:一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会

万全の防火対策で、燃えにくい木の家を実現します

壁や天井の内側を石膏ボードで覆い、さらにファイヤーストップ構造により、木造でありながら高い耐火性を実現しています。ツーバイフォー工法が耐火構造として認定されたことで、防火地域でも3階建て木造住宅の建築が可能です。

強み③ 断熱性・気密性が高い

夏は涼しく、冬は暖かい。外の音も気にならない快適な室内環境

構造全体が面材で覆われており、窓の施工も徹底されることで高い気密性を確保できます。冷暖房効率の向上、省エネ性能、遮音性にも優れています。

出典:一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会

品質を支える「徹底した規格化」

出典:一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会

ツーバイフォー工法では、使用する木材(ランバー)のサイズ・品質から釘の種類・打ち方まで、すべてが厳格に規格化されています。これにより、職人の技術力に左右されない安定した品質を確保し、信頼性の高い住まいを提供できます。

性能を価値へ。お客さまのお悩みを解決するツーバイフォー工法(シーン別)

【防火】のお悩み

「防火地域に3階建ての家を建てたい。でも、コンクリートじゃないと無理?本当は自然な木の家がいいのに…」

ご安心ください。2004年にツーバイフォー工法は木造で初めて耐火構造として認定され、防火地域での3階建て建築が可能になりました。ウイングは介護施設や保育園など、2階建てから5階建てまでの豊富な非住宅耐火建築物の実績があります。さらに、社内には耐火建築物の自主工事検査員資格者が在籍。引き渡し後では手遅れとなる重要な防火検査を、責任を持って行います。耐火物件のご用命はぜひ、ウイングへご相談ください。

【工期】のお悩み

「お客さまへの引き渡しを早めたい。でも木造は現場での作業が多くて、どうしても工期が長引いてしまう…」

ツーバイフォー工法なら、工場で壁や床のパネルを製作し、現場で組み立てる「パネル工法」が可能です。通常、現場組みで約3週間かかる屋根じまいまでが、パネル活用により4~5日程度に短縮できます。工場生産のため品質も安定し、現場でのバラつきもありません。ウイングは需要期の大量受注にも対応できる生産体制と実績があります。パネルのご用命はぜひウイングへご相談ください。

【施工・加工】のお悩み

「大工の練度に依存しない現場での簡単施工ができないだろうか…」

現在木造住宅業界では、経験豊富な大工が少なくなったことで深刻な大工不足に直面しています。これは今後より深刻化すると思われます。 パネル工法やプレカット工法は、現場で必要な加工を工場で事前に行って納品するため、現場の大工の熟練度をあまり必要としない工法です。

木材の加工は専用の機械で行うため、高い品質が保持されます。また、現場でノコギリをほとんど使わなくて良いため、音やゴミの問題など現場周辺環境への充分な配慮にもつながります。パネル・プレカットのご用命はぜひウイングへご相談ください。

【耐震】のお悩み

「最近、地震が多くて不安…。どの工法が本当に地震に強いのか分からないわ」

ツーバイフォー住宅が日本で着実に増えている最大の理由が、この優れた耐震性です。飛行機や新幹線にも採用される「モノコック構造」により、地震の揺れを建物全体で受け止め、力を分散させます。在来軸組工法の着工数が減少傾向にある中、ツーバイフォー工法が安定した水準を維持していることが、その信頼性の証です。新築をご計画の際は、お気軽にウイングまでご相談ください。

【価格】のお悩み

「アパートや高齢者施設を建てたい。初期コストも維持費も、両方リーズナブルに抑える方法はないかな?」

ツーバイフォー工法は、費用面で大きなメリットを出せる事があります。
※一般論であり、物件仕様による違い等、全てに当てはまるものではありません

  1. 同一の仕様に対して割安: 資材の規格化や工場での大量生産により、同様の仕様ならば軸組工法より割安となるケースが多くあります。
  2. 火災保険料が割安: 「省令準耐火建築物」として鉄骨造と同じ扱いになり、保険料を削減できます。
  3. 節税効果: 木造22年、RC造47年の法定耐用年数に定めより償却期間が短く、節税効果も期待できます。耐用年数はあくまで税金の計算などに使われるもので、決して木造住宅の寿命が短いというものではありません。

初期費用もランニングコストも抑えられるツーバイフォーは、事業用建築に最適です。設計・施工・資材手配まで、ワンストップで対応できるウイングにぜひご相談ください。

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