



ウイングは、木材を取り扱う企業として、地球環境問題を経営の重要課題と認識し、事業活動のあらゆる側面で環境保全に配慮しています。SDGsへの取り組みを重視し、「地球にやさしい企業」を目指す中で、持続可能な森林からの木材調達と合法性の確保は、お客さまへの信頼と環境貢献を示す重要な柱として考えています。
PEFC-CoC認証の取得と活用
ウイングは、持続可能な森林管理を証明する国際的な認証である PEFC-CoC認証(JIA-PEFC-COC-1301)を取得しています。
CoC認証とは
「Chain Of Custody」の略称で、適切に管理され認証された森林(※FM認証)から産出された木材が、生産、加工、流通の各段階を経て、消費者に正しく届けられることを証明する制度です。
※FM認証:Forest Management(森林管理認証)
CoC認証の環境保全効果
木材を伐採することは一見すると、環境破壊に思われるかもしれません。しかし、成長が止まった成木はCO2(二酸化炭素)を吸収しなくなります。森林にも世代交代が必要なのです。伐採した木材を住宅に利用することは木材の長期利用(=炭素の固定化)に繋がり、CO2削減に大きく寄与します。また伐採した後に適切に植樹をすることで、若木は光合成によってCO2を吸収しながら成長していきます。
「適切に管理された森林」から木材を伐採し、木造住宅等に活用することは環境破壊ではなく、「自然本来のサイクルに戻す」「CO2の削減」につながるのです。

業界をリードする環境意識
ウイングはツーバイフォーコンポーネント業界において、PEFC-CoC認証を最初に取得した企業の一つであり、この分野での環境意識の高さを常に追求しています。
お客さまの環境価値向上に貢献
認証取得の目的は、環境意識の高いお取引先の要請に応え、認証材として商品を納入するためです。これにより、お客さまはウイングから供給された木材が、適切に管理された森林から来ていることを自信を持ってアピールできます。
認証範囲
ランバー材と集成材の輸入製材品
持続可能な木材調達への取り組み

ウイングの木材調達は、環境と持続可能性を重視した厳しい基準に基づいて行われています。
信頼できるパートナーとの連携
木材の最大の仕入先であるカナダの林産業界は「持続可能な森林管理」をテーマに掲げ、会員企業に対し厳しい基準を設けています。
※持続可能な森林管理とは
「成長が止まった成木」を「計画に基づき伐採」し、伐採したエリアに植樹するというサイクルが出来ていること。
100%再生可能な森林資源
カナダでは、伐採量が国によって厳しく管理されています。さらに、伐採後には企業が責任を持って植林を行い、10年間にわたり管理することで、その森林が100%再生可能であることを保証しています。
ウイングは、こうした「持続可能な資源」を輸入し、お客さまに供給することで、未来の地球環境に貢献しています。