







ウイングは、自然の恵みである木材を扱う企業として、地球環境問題を経営の最重要課題と捉え、事業活動のあらゆる側面で環境保全に配慮しています。SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて、「カーボンニュートラル」は当社にとって昔から当たり前の取り組みであり、木材の利用を通じてCO2排出量の削減に貢献することを重要な使命と考えています。
炭素固定量データの提供
環境貢献の「見える化」を支援
林野庁の「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」に準拠し、炭素固定量データを提供しています。お客さまの環境貢献アピールを強力に支援します。
ESG経営への貢献
個別の木材製品や建築物における炭素固定量を明確にすることで、環境意識の高い取引先やESG(環境・社会・ガバナンス)投資を重視する企業に対し、当社の環境貢献度を具体的に示し、事業活動における環境価値向上を後押しします。
未来への先行投資
日本における建築物の炭素固定量クレジット化の流れにも対応するため、業界に先駆けてこの取り組みを進めています。
「CoCoLoプロジェクト」への参加

2023年にウイング東北支店にて太陽光発電システムを導入した際に、CoCoLoプロジェクトに賛同し、削減した電気代に相当するCO2排出権を譲渡することで社会貢献に取り組んでいます。
CoCoLoプロジェクトは、NPO法人CoCoLoに排出権を譲渡することでJ-クレジット制度を活用し、得た収益を自治体などに寄付しています。子育て支援事業や植林事業などに活用することでSDGsへの取組みをしています。
2023年11月から現在(2025年11月)までの約25か月間で、CO₂削減量の合計は44.04トンに達し、寄付金に換算すると132,120円となりました。今後も引き続き、CO₂削減の取り組みを継続してまいります。
※本プロジェクトの契約期間は発電開始から8年間となっており、当社は2031年10月まで活動を継続いたします。
東証「カーボン・クレジット市場」への参加

東京証券取引所は、日本のカーボン・プライシングへの貢献を目的とし、2023年10月11日に「カーボン・クレジット市場」を正式に開設しました。
脱炭素化への動きが加速する中、当社は木材業界の先進企業として、このカーボン・クレジット市場に参加しています。この取り組みは、CO2を貯蔵する木造建築の環境価値をさらに高め、お客さまの環境目標達成に貢献するためのものです。
業界でも数少ないこの挑戦は、ウイングのゆるぎない強みであり、持続可能な建築の未来を切りひらくという私たちの決意の表れです。
国産材の積極活用とUnion Frame® 工法

持続可能な森林管理と国内の林業活性化に貢献するため、国産材の活用を積極的に推進しています。
独自開発「Union Frame®」
国産材活用のために独自開発した「Union Frame®」は、林野庁の補助事業に採択され、ウッドデザイン賞2020を受賞しました。ウイングはツーバイフォー工法における国産材の規格の策定を業界で最初に実現した企業の一つです。
施工品質と環境配慮の両立
Union Frame®は、施工の合理化、工期短縮、高品位な性能等級を実現します。さらに、クレーン車が不要なため、狭小地での施工に貢献します。
業界全体への貢献
Union Frame®は、ウイングだけでなく業界全体に展開され、他社も採用しているオープンな工法として、日本の木材文化の振興とCO2削減に貢献しています。
熊本県と建築物木材利用促進協定を締結
ウイングは「PACO(国産ツーバイフォー工法による木造住宅)における県産木材利用促進協定」を熊本県、株式会社スペースエージェンシー、株式会社伊万里木材市場と締結しています。この協定は、国産ツーバイフォー工法を用いた木造住宅における県産木材の利用促進を目的としており、SDGs活動や地域連携の一環として環境負荷低減に貢献する重要な取り組みです。
木材の廃棄ゼロと循環型利用

ウイングは「木材を使い切る」という企業文化を大切にし、木材資源の徹底的な有効活用に取り組んでいます。
端材の100%リサイクル
工場内で発生する端材の全てをリサイクルしています。
多様な再利用
リサイクルされた端材は、加工され木材として再利用されるだけでなく、牧場の敷材や銭湯の燃料など、地域社会の幅広い分野で価値ある資源として活用されています。
理念の体現
この徹底した循環型利用は、木材の廃棄物をゼロにすることで環境負荷を低減し、当社の「地球にやさしい企業」という理念を体現しています。
木造建築の推進と非住宅分野への展開

再生可能な資源である木材を用いた建築を推進することで、CO2排出量削減に貢献し、脱炭素社会の実現を目指しています。
非住宅分野への注力
特にCO2排出量削減効果が高いとされる非住宅分野(中大規模建築)での木材利用を積極的に推進しています。木造建築は、持続可能性目標(木材による炭素貯蔵)や意匠性の高さから、今後さらなる市場拡大が予測されています。
高層木造建築への挑戦
高層木造建築においても、技術的な可能性を追求し、木造・木質化建築の普及に貢献していきます。
企業価値向上の提案
環境意識の高い顧客層やESG投資を重視する企業に対して、木造建築が企業価値を高めるソリューションであることを積極的にアピールしています。ウイングは、環境と経済の両立を目指す企業のパートナーとして、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
森林保全活動の推進

ウイングは環境保全活動による社会への貢献を目指し、お客さまと共に植林活動を行っています。これまでに6回の植林活動を実施しており(2025年12月現在)、SDGsへの取り組みの一環として森林の維持・再生に貢献しています。
こうした活動を通じて、環境貢献企業としての姿勢を社内外に明確に示しています。
